キャンプで使うポータブル電源の容量はどれくらいがベスト?

キャンプでポータブル電源を活用したいけど、どれくらいの容量を選べばいいか迷っている方も多いのではないでしょうか。ポータブル電源の容量は、キャンプの宿泊日数や、どんな電化製品を使いたいのかによって変わってきます。

例えば、スマートフォンや小型のLEDランタンを充電するだけなら、それほど大きな容量は必要ありません。しかし、電気毛布を使ったり、小型冷蔵庫を動かしたりする場合は、大容量のポータブル電源が必要になります。

この記事では、キャンプでポータブル電源を選ぶ際の容量の目安を、具体的な例を交えてわかりやすく解説します。さらに、キャンプにおすすめのポータブル電源もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

キャンプでのポータブル電源選びで失敗しないために、この記事を最後まで読んで、自分にぴったりのポータブル電源を見つけてくださいね!

キャンプの快適さを左右する!ポータブル電源容量の重要性

キャンプは自然の中でリラックスできる素晴らしいレジャーですが、電源がないのが悩みどころですよね。そんなときに活躍するのが、ポータブル電源です。スマホの充電はもちろん、調理器具を使ったり、冬の寒さをしのぐための電気毛布やストーブを動かすこともできます。

しかし、ポータブル電源の容量が足りないと、せっかくのキャンプが台無しになってしまうことも。例えば、スマホの充電が切れちゃって連絡が取れなくなったり、温かい飲み物が飲めずに寒い思いをしてしまったり…。せっかくのアウトドアライフが、寒さと戦う時間に変わってしまうなんて、考えたくありませんよね。

そこで、ポータブル電源を選ぶ際には、値段だけでなく、容量にも注目することが大切です。容量が大きければ、より多くの電気を蓄えられます。例えば、大容量のポータブル電源であれば、スマホだけでなく、タブレットや小型冷蔵庫も同時に使えるかもしれません。

キャンプ泊数別!必要なポータブル電源の容量目安

キャンプでポータブル電源を使う際、どれくらいの容量が必要か迷いますよね。必要な電気製品やキャンプの日数によって、最適な容量は変わってきます。

例えば、日帰りキャンプなら、スマホの充電や照明など、比較的少ない電力量で済むため、500Wh程度の容量があれば十分です。

一方、1泊2日のキャンプでは、照明はもちろん、小型冷蔵庫や扇風機など、複数の家電製品を使うこともあるでしょう。

このような場合、500Wh~1000Whの容量があると安心です。2泊以上の長期キャンプでは、より多くの電力を消費するため、1000Wh以上の容量を持つポータブル電源がおすすめです。

具体的な例で考えてみましょう。

1泊2日のキャンプで、スマホを3回充電し、LEDランタンを8時間点灯させ、小型扇風機を5時間使用するとします。これらの家電製品の消費電力を合計すると、およそ500Whになります。つまり、この程度の使用であれば、500Whのポータブル電源があれば十分対応できるということです。

災害用としてポータブル電源を検討している場合は、もう少し余裕を持った容量を選ぶことをおすすめします。停電が長期化する可能性も考慮し、最低でも1000Wh以上の容量があると安心です。

ただし、容量が大きすぎると、それだけ重くなり持ち運びが不便になるため、1000Wh程度がバランスが良いでしょう。

用途 必要容量(Wh)
日帰りキャンプ 500
1泊2日キャンプ 500~1000
2泊以上のキャンプ 1000以上
災害用 1000以上

ポータブル電源選びで失敗しないために!容量に関する5つの注意点

ポータブル電源を選ぶ際、容量だけでなく、その性能を最大限に引き出すための様々な要素を考慮することが大切です。

以下の注意点をしっかり理解してから買うようにしましょう

気温によってポータブル電源の出力は下がる

特に注意したいのが、気温によるポータブル電源の出力への影響です。

ポータブル電源は、私たちのスマートフォンと同じように、気温の影響を受けやすい電子機器です。特に寒い冬場などは、その影響が顕著に現れ、本来の性能を発揮できないことがあります。

一般的に、ポータブル電源が正常に動作する温度範囲は、マイナス10℃から40℃程度とされています。この範囲を超えてしまうと、バッテリーの劣化が加速し、最悪の場合、ポータブル電源が故障してしまう可能性も。例えば、真冬のキャンプでポータブル電源をテントの外に放置しておくと、バッテリーが冷え切ってしまい、スマホの充電が途絶えてしまうといった事態が起こりかねません。

また、真夏の炎天下にポータブル電源を放置するのも禁物です。高温環境下では、バッテリーが膨張したり、液漏れを起こしたりする恐れがあります。

このように、ポータブル電源は気温によってその性能が大きく左右されるため、使用する環境に合わせて適切な製品を選ぶことが重要です。ポータブル電源を選ぶ際には、カタログに記載されている動作温度範囲を必ず確認し、使用環境に適した製品を選びましょう。

ポータブル電源は気温の影響を受けやすく、特に寒い冬場や暑い夏場は、その性能が低下する可能性があるのでポータブル電源を選ぶ際には、動作温度範囲を必ず確認し、使用環境に合った製品を選ぶことが大切です。

使用予定の電化製品の消費電力(ワット数)を確認しておく

ポータブル電源を選ぶ上で、容量と同じくらい重要なのが「定格出力」です。定格出力とは、ポータブル電源が安定して出力し続けられる電力の量のこと。

例えば、あなたがキャンプでスマホを充電したり、小型の扇風機を使ったりしたいとします。これらの電化製品にはそれぞれ消費電力(ワット数)が記載されています。ポータブル電源の定格出力が、これらの電化製品の消費電力よりも小さければ、せっかくのポータブル電源も十分に活用できません。

定格出力<消費電力の場合、電化製品が正常に動作しなかったり不安定になる可能性があります。

ポータブル電源を選ぶ際には、「自分が使いたい電化製品の消費電力よりも、ポータブル電源の定格出力の方が大きい」 ことを確認しておきましょうね

充電できるときにこまめな充電をしておく

こまめな充電も、ポータブル電源を長く安心して使う上で欠かせないポイントです。

例えば、キャンプやアウトドアで突然雨が降ってきて、テント内で照明やスマホの充電が必要になったとします。そんな時、事前に充電しておいたポータブル電源があれば、慌てることなく対応できます。

また、災害時など、いざという時に電源が確保できない状況に陥る可能性もゼロではありません。そんな時、事前に充電しておいたポータブル電源があれば、スマートフォンでの情報収集や、ラジオでの情報収集など、様々な場面で役立ちます。

ポータブル電源の中には、急速充電に対応しているものもありますが、満充電までにはある程度の時間がかかります。そのため、普段からこまめに充電しておくことで、いざという時にすぐに使える状態を保っておくことが大切です。

ポータブル電源をこまめに充電しておくことで以下のメリットがあります。

  • 緊急時の備え
  • アウトドアでの安心感
  • バッテリーの寿命を延ばす

最後の項目について補足すると、ポータブル電源を長期間使用しないまま放置すると、バッテリーの劣化が進んでしまいます。こまめな充電をすることで、バッテリーの寿命を延ばすことができます。

充電中はポータブル電源を使わない

充電しながら同時に機器に電力を供給する「パススルー充電」は、ポータブル電源の寿命に大きな影響を与える可能性があります。

ポータブル電源のバッテリーは、リチウムイオン電池が使われています。この電池は、充電と放電を繰り返すことで劣化していきます。パススルー充電は、充電と放電を同時に繰り返す状態のため、電池への負担が大きく、結果としてポータブル電源の寿命を縮めてしまう可能性があるのです。

そのため、ポータブル電源を長く使いたいのであれば、基本的に充電しながらの使用は避けるべきです。一度満充電にしてから、そこから機器に電力を供給するのが理想的です。

ただし、最近のポータブル電源の中には、パススルー充電に対応しているモデルも増えてきています。これらのモデルは、メーカーがパススルー充電の安全性や耐久性を考慮して設計されているため、ある程度の範囲内であればパススルー充電を行っても問題ない場合もあります。

満タン(100%)と空(0%)の状態で保管しない

ポータブル電源のバッテリーは、リチウムイオン電池という種類が使われています。この電池は、100%満充電の状態や、逆に0%の状態で長期間放置すると、性能が劣化しやすくなってしまうという特徴があります。まるで、スマホのバッテリーをいつも100%にしておくと、寿命が短くなるのと同じようなイメージです。

例えば、キャンプ用品として購入したポータブル電源を、次のキャンプシーズンまで自宅の倉庫に保管する場合を考えてみましょう。このとき、100%満充電のままにしておくと、電池がダメージを受けて、いざ使おうとしたときに十分な電力が供給できない可能性があります。

では、どのくらいの容量で保管するのが良いのでしょうか?一般的には、約60%程度の残量を保つことが推奨されています。これは、電池に負担をかけすぎず、かつ、いざという時に使えるだけの電力を残しておくためのバランスの良い状態と言えるでしょう。

ただし、ポータブル電源は、使用していなくても自然放電によって少しずつ電力が減っていきます。そのため、定期的に残量を確認し、必要であれば充電する必要があります。

キャンプ用ポータブル電源の消費電力目安

キャンプで使用するポータブル電源の容量は、季節や使用する家電によって大きく変わります。夏は冷房など消費電力の大きい家電を使う機会が増えるため、冬よりも多くの容量が必要となるでしょう。

以下に、キャンプでよく使う家電ごとの消費電力目安を表で整理しました。

家電 消費電力(W)
スマートフォン 10-20
タブレット 20-30
ノートパソコン 30-60
LEDランタン 5-10
扇風機 30-50
電気毛布 50-100
ミニ冷蔵庫 40-60
小型ヒーター 500-1000

おすすめのポータブル電源

EcoFlow DELTA Pro

EcoFlow DELTA Proは、その圧倒的な容量と多機能さで注目を集めています。

DELTA Proは、定格出力3000W、容量3600Whというパワフルなスペックを誇ります。これは、一般的な家庭で使用する電子レンジや冷蔵庫なども十分に動かせるほどの電力です。

さらに、最大の特徴は拡張性。専用のエクストラバッテリーを最大2台まで接続することで、容量を10800Whまで増やすことができます。これは、一般的な家庭で6日間分の電力をまかなえる量に相当し、大規模な災害時でも安心です。

出力ポートも15種類と豊富に搭載されており、スマートフォンやノートパソコンはもちろん、家電製品まで幅広く対応できます。

つまり、DELTA Proは、大容量で多機能、そして拡張性も高い、まさに「ポータブル電源の王様」と言える存在なのです。もし、停電時やアウトドアで、あらゆる電化製品を安心して使いたいという方には、このDELTA Proが最適と言えるでしょう。

EcoFlow(エコフロー) DELTA2Max

従来のポータブル電源は重くて持ち運びが大変でしたが、この製品は約23kgと、同クラスの製品と比べて約30%も軽量化を実現しました。まるでノートパソコンを持ち運ぶような感覚で、キャンプやアウトドアはもちろん、防災グッズとしても気軽に持ち出せます。

最大出力2,000Wと大容量なので、電子レンジや小型冷蔵庫など、さまざまな家電製品を同時に使用できます。また、2,048Whのバッテリー容量は、長時間のパワーを供給し、停電時にも安心です。

さらに、高速充電に対応しており、短時間でフル充電が可能。そして、静音設計なので、就寝時や静かな環境でも安心して使用できます。多くのユーザーから「充電が早い」「音が静か」と好評の声が上がっています。

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