最近、手軽にアウトドアを楽しめる手段として、車中泊が人気を集めていますね。愛車を寝床に、自分のペースで自由に旅ができるのが魅力です。
そんな車中泊ですが、「ポータブル電源は本当に必要なの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。車にはシガーソケットがあるし、スマートフォンくらいなら充電できるから、わざわざポータブル電源を持ち運ぶ必要はないと考える人もいるでしょう。
しかし、ポータブル電源があれば、車中泊の快適さが格段にアップします。例えば、スマートフォンやタブレットだけでなく、小型冷蔵庫や電気毛布、小型扇風機なども使えるようになるので、快適な温度で過ごしたり、温かい食事を楽しんだりすることができます。
では、具体的にどのような場面でポータブル電源が役立つのか、見ていきましょう。
車中泊でポータブル電源がいらないと思う理由
重い
ポータブル電源は「重くて邪魔になるからいらない」という声をよく聞きます。確かに、ポータブル電源は容量が大きくなるにつれて、そのサイズも重量も増していきます。まるで小さな金庫を持ち運んでいるような感覚になることもありますよね。
車中泊では、限られたスペースにたくさんの荷物を詰め込むため、少しでも荷物を減らしたいという気持ちはよく分かります。特に、女性の一人旅や、軽自動車での車中泊では、荷物の重量は大きな負担になるでしょう。
ポータブル電源が高くて手が出せない
車中泊でポータブル電源が役立つことは分かったけど、「高くて手が出せない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ポータブル電源は、確かに魅力的なアイテムですが、購入を検討する上で避けて通れないのが「コスト」の問題です。
まず、ポータブル電源本体の価格ですが、大容量のものになると数十万円することも珍しくありません。手軽に購入できるモデルもありますが、それでも数万円はかかるでしょう。車中泊の頻度や、どの程度の電力を消費するかなどを考慮して、本当に必要な容量のものを選ぶことが大切です。
さらに、ポータブル電源の心臓部である「リチウム電池」は、繰り返し充電することで徐々に性能が低下していく消耗品です。一般的に、リチウム電池の寿命は500回程度の充放電と言われています。頻繁に車中泊を楽しむ方であれば、数年後には電池交換や、新しいポータブル電源への買い替えが必要になる可能性も考えられます。
つまり、ポータブル電源を購入するということは、初期費用だけでなく、長期的なランニングコストも考慮する必要があるということです。
モバイルバッテリーでじゅうぶん
実は、1泊2日程度の短い期間の車中泊であれば、大容量のモバイルバッテリーだけで十分間に合うケースも多いんです。
例えば、10,000mAhのモバイルバッテリーであれば、一般的なスマートフォンを5回程度充電できるほどの容量があるんですよ。
車中泊でポータブル電源は必要と思う理由
ガソリン代が節約できる
実は、ポータブル電源は車中泊を快適にするだけでなく、思わぬ出費を減らすことにもつながる優れものなんです。
特に夏場は、車内の温度が危険なレベルまで上昇することがあります。夜間でも油断はできません。窓を開けて風を通すことも考えられますが、安全な場所でない限りは難しいでしょう。そこで、エンジンをかけてエアコンをつける方も多いのではないでしょうか。しかし、エンジンをかけっぱなしにするのは、ガソリンの無駄遣いだけでなく、環境にも良くありません。
僕個人の体験としても、夏に車中泊したところ暑すぎて、車のエアコンを夜通し付けっぱなしにして朝起きたらガソリンが体感で3000円分ほど消費した状態でした。
思った以上に夜通しのエンジン付けたエアコンのガソリン消費量は大きかった印象でした。
そんな時、ポータブル電源があれば、ミニ扇風機やポータブルクーラーを繋いで、エンジンを切っても快適な車内環境を作ることができます。これにより、ガソリン代を大幅に節約できるだけでなく、静かな車内でゆっくりと休息を取ることができます。
真夏でも涼しく過ごせる
車中泊の楽しみ方は人それぞれです。まるで自分だけの秘密基地のように、車内に本や映画を持ち込んでゆったり過ごしたい方もいれば、寝るだけという方もいるでしょう。
しかし、どんなスタイルの車中泊であっても、快適に過ごすためには電力が不可欠です。特に夜間はエンジンを切らなくてはならないため、室温調節が難しくなります。
夏場には熱中症の危険があり、冬場には寒さで眠れないという事態も起こりえます。ポータブル電源があれば、サーキュレーターや電気毛布などを活用することで、快適な室温を保つことができます。
快適な睡眠は、翌日の運転にも大きく影響します。ぐっすりと眠ることができれば、安全運転にもつながります。
また、ポータブル電源があれば、車内で調理を楽しんだり、タブレットで映画を見たりすることも可能です。例えば、ホットプレートを使って温かい食事を作ったり、冷蔵庫で飲み物を冷やしたりすることもできます。
ケトルなどの調理家電を使える
ポータブル電源があれば、まるで自宅のように快適な車中泊が楽しめます。
例えば、キャンプ場で自宅と同じようにご飯を炊きたいと思いませんか?ポータブル電源があれば、小型の炊飯器を使って、あたたかいご飯を炊くことができます。さらに、炊飯器はご飯を炊くだけでなく、煮込み料理やスイーツ作りにも活用できます。ネットで「炊飯器 レシピ」と検索すれば、たくさんのアイデアが見つかるので、ぜひ試してみてください。
また、電気ポットがあれば、いつでも熱々のコーヒーやお茶を楽しめます。寒い朝は温かいスープを飲んだり、カップラーメンを食べたりするのもいいですね。
他にも、小型冷蔵庫を使えば飲み物を冷やしたり、食材を保存したりできます。車中泊中の食事の幅が広がりますね。
このように、ポータブル電源があれば、車中泊で使える家電の選択肢がぐっと広がります。自宅で楽しんでいるような、あたたかい食事や飲み物を車中泊先でも楽しむことができるのです。
「車中泊は自由気ままに楽しみたい」という方にとって、ポータブル電源はまさに必需品と言えるでしょう。
まとめ
私が実際に車中泊を経験してみて感じたのは、「ポータブル電源があると断然便利」ということです。
1泊2日程度の短い旅行であれば、なくても何とかなるかもしれません。しかし、連泊をしたり、車内で本格的な料理を作りたいと考えているのであれば、ポータブル電源があると非常に便利です。
今回ご紹介したポータブル電源は、どれも高性能で使い勝手が良いものばかりです。ソーラーパネルに対応しているものも多く、自然エネルギーで充電することも可能です。
ぜひ、自分に合ったポータブル電源を見つけて、快適な車中泊を楽しんでください。
コメント