キャンプや車中泊など、アウトドアを楽しむ際に、いつでもどこでも温かい飲み物が飲めたら嬉しいですよね。
そんな時に活躍するのが、ポータブル電源です。ポータブル電源があれば、電気ケトルを使って手軽にお湯を沸かすことができるんです。
今回は、ポータブル電源で電気ケトルを使う方法や、選び方のポイントなどを詳しく解説していきます。これを読めば、あなたも快適なアウトドアライフを送れるようになるはずです。
車中泊・キャンプをもっと快適に!ポータブル電源と電気ケトルの組み合わせが最強な理由
火を使わず安全にどこでもお湯を沸かせる
車中泊やキャンプは、自然の中でゆったりと過ごすことができる素晴らしいレジャーですが、一つだけ困るのがお湯を沸かすことですよね。
そんな時に大活躍するのが、ポータブル電源と電気ケトルの組み合わせなんです。
例えば、朝起きてすぐにコーヒーが飲みたい時や、寒い夜に温かいスープを作りたい時など、電気ケトルがあれば、火を使う手間もなく、あっという間に熱々のお湯を沸かすことができます。
キャンプ場で焚き火をするのも良いですが、天候に左右されることなく、いつでもどこでもお湯を沸かせるのは大きなメリットです。
また、ポータブル電源と組み合わせることで、さらに便利になります。
ポータブル電源があれば、キャンプサイトだけでなく、電源のない場所でも電気ケトルを使うことができるので、車中泊中の休憩時にも温かい飲み物を楽しむことができます。
さらに、電気ケトルはコンパクトで軽量なものが多いので、持ち運びも楽々。リュックサックに入れても邪魔になりません。
ポータブル電源と電気ケトルの組み合わせは、車中泊やキャンプをより快適にするための必須アイテムと言えるでしょう。
これさえあれば、いつでもどこでも好きな時に温かい飲み物や食事を楽しむことができます。
火を使わないから車でも使える
従来、キャンプなどで温かい飲み物を飲みたい場合、ガスバーナーなど火を使う方法が一般的でした。
しかし、火を使うということは、火傷の危険性や、思わぬ火災のリスクも伴います。
特に、車内やテント内では、ちょっとした不注意が大きな事故につながる可能性も。
一方、ポータブル電源と電気ケトルを使えば、火を使わずに安全にお湯を沸かすことができます。
電気ケトルに水を入れ、電源ボタンを押すだけ。あとは、沸騰するのを待つだけです。小さなお子様がいるご家庭でも安心して使用できます。
例えば、キャンプ場でコーヒーを淹れたり、車中泊中にカップラーメンを食べたりする際に、ポータブル電源と電気ケトルがあれば、簡単に温かい飲み物や食事を楽しむことができます。
また、災害時など、万が一の事態にも役立つでしょう。
ポータブル電源と電気ケトルがあれば、火の心配なく、どこでも手軽にお湯を沸かすことができます
停電で電気が使えなくてもお湯を沸かせる
災害で突然停電になった時も、この組み合わせは大活躍します。非常食として用意しておいたカップ麺やフリーズドライのスープを、温かい状態で食べることができます。
特に冬場など寒い時期には、温かい食事は体にとってとても大切です。
最近では、お湯を注ぐだけで食べられるパスタやご飯、スープなどがたくさん販売されています。これらの食品を常備しておけば、停電時でも手軽に食事を済ませることができます。
ポータブル電源と電気ケトルがあれば、アウトドアだけでなく、自宅での防災対策としても役立ちます。停電に備えて、ぜひご自宅に一つ用意してみてはいかがでしょうか。
電気ケトルを使ってできること
コーヒー、紅茶を淹れられる
コーヒーや紅茶を淹れる際に、電気ケトルの温度調整機能が活躍します。コーヒー豆の種類や、紅茶の種類によって、最適な温度は異なります。
例えば、繊細な風味のコーヒー豆は低めの温度で、紅茶は高めの温度で淹れることで、それぞれの美味しさを最大限に引き出すことができます。
最近の電気ケトルは、その機能がますます充実しています。1℃単位で細かく温度設定ができるものや、コーヒー、紅茶、日本茶など、よく使う温度をボタン一つで設定できるものまで、様々な商品が販売されています。
これらを使えば、まるで専門のバリスタが淹れたような、本格的な一杯を自宅で楽しむことができます。
例えば、ある電気ケトルでは、コーヒー豆の種類に合わせて、90℃、93℃、95℃など、最適な温度を細かく設定できます。
また、別の電気ケトルでは、コーヒー、紅茶、日本茶のボタンを押すだけで、それぞれの最適温度でお湯を沸かすことができます。
インスタント食品を作れる
電気ケトルはインスタント食品の調理において、その真価を発揮します。
例えば、カップラーメンを調理する際、お湯の温度によって麺の硬さやスープの味が大きく変わります。
電気ケトルなら、麺をしっかりともどしたいときは高温のお湯を、スープの味をじっくり楽しみたいときは低温のお湯を、と、お好みの温度に正確に設定できます。
また、インスタント味噌汁やスープなど、粉末タイプの食品を溶かす際にも、電気ケトルは便利です。
粉末がダマになりにくく、均一に溶けるため、よりなめらかな口当たりを楽しめます。さらに、乾燥野菜やスープの素などを加えて、自分好みのアレンジも自由自在です。
近年では、1℃単位で温度設定ができる電気ケトルも増えており、コーヒーや紅茶の抽出温度を細かく調整することも可能です。
お湯の温度によって、コーヒーの苦味や紅茶の香りが変化するため、自分好みの味を見つけることができます。
このように、電気ケトルは、インスタント食品の調理をより美味しく、手軽にするための便利なツールです。お湯の温度を自在にコントロールできるため、様々な料理に活用できます。
赤ちゃん用ミルクを作れる
赤ちゃんのミルク作りは、お母さん、お父さんにとって大切な毎日の仕事ですよね。
特に、粉ミルクを使う場合には、赤ちゃんが菌に感染してしまうリスクを減らすために、いくつかの注意点を守ることが大切です。
まず、菌の感染を防ぐために、ミルクを作る前には必ず手を洗い、哺乳瓶やスプーンなどの器具を清潔にしましょう。そして、最も重要なのがお湯の温度です。
WHO(世界保健機関)とFAO(国連食糧農業機関)のガイドラインでは、粉ミルクを溶かすお湯の温度は70℃以上と定められています。これは、粉ミルクに含まれる可能性のある菌を死滅させるためです。
電気ケトルを使えば、この70℃以上のお湯を簡単に用意できます。 沸騰させたお湯を哺乳瓶に入れ、流水にあてたり、冷水や氷水を入れた容器につけたりして、赤ちゃんが飲める温度まで冷ましましょう。
ただし、一度作ったミルクは、細菌が増殖するのを防ぐため、2時間以内に使い切るようにしましょう。
ポータブル電源と電気ケトルがあれば、さらに便利になります。 外出先でも、いつでもどこでも安全なミルクを作ることができるので、赤ちゃんとの外出も安心して楽しめます。
湯たんぽの湯として使う
車内でのストーブの使用は一酸化炭素中毒のリスクがあるため、安全な暖房器具として湯たんぽがおすすめです。
電気ケトルで沸かしたお湯を湯たんぽに移せば、手軽に温かい寝床を作ることができます。
専用の湯たんぽも便利ですが、ペットボトルを再利用することも可能です。
お茶や水を飲んだ後のペットボトルに、熱すぎない人肌温度のお湯を注ぎ、湯たんぽとして活用しましょう。
ペットボトルが変形したり溶けてしまうのを防ぐために、熱湯ではなくぬるめのお湯を使うことが大切です。
温度調節機能付きの電気ケトルを使えば、お湯の温度を簡単に調整できるので、湯たんぽの温度も好みの温度にできます。
また、朝起きてすぐに温かいお湯が使えるので、洗顔や歯磨きも快適に行えます。
電気ケトルと湯たんぽがあれば、車中泊の寒さ対策だけでなく、朝の身支度も快適になります。
電気ケトルを使うならこのポータブル電源がおすすめ!
Jackery1500
特に人気なのが、「Jackery1500」です。Jackeryは、ポータブル電源業界でトップシェアを誇るブランドで、その製品は高い信頼性と安全性で知られています。
Jackery1500は、定格出力が1800Wと非常に大きく、電気ケトルだけでなく、電子レンジやドライヤーなど、多くの家電製品も使用できるパワフルさが魅力です。
実際にJackery1500を使っているユーザーからは、「安心して使える」「使い勝手が良い」といった声が多数寄せられています。
キャンプや車中泊はもちろん、災害時にも活躍するため、「災害時にも使えるように購入しました」という声も聞かれます。
また、ソーラーパネルに対応しているため、環境にも優しく、経済的です。
EcoFlow DELTA 2
次に人気なのが、EcoFlow DELTA 2です。EcoFlow DELTA 2は、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているため、一般的なリチウムイオン電池に比べて寿命が約6倍と非常に長寿命です。
また、急速充電に対応しており、わずか50分で約80%まで充電できるため、いざという時でもすぐに使えます。
実際にEcoFlow DELTA 2を使っているユーザーからは、「朝7時から充電を開始して、午後2時には満タンになった」「充電が早く、助かる」といった声が多数寄せられています。
ポータブル電源は、キャンプでコーヒーを淹れたり、災害時にお湯を沸かしたりと、様々なシーンで活躍します。
EcoFlow DELTA 2のような大容量で高性能なモデルを選べば、より快適なアウトドアライフや防災対策が実現できます。
消費電力1000W以下の電気ケトル
ここではポータブル電源で使える1000W以下の電気ケトルを3つ厳選してご紹介します。

なぜ1000W以下なんですか?
ポータブル電源の出力は限られているため、1000Wを超える電気ケトルを使うと、電源が落ちてしまう可能性があります。
1000W以下の電気ケトルであれば、多くのポータブル電源で安心して使用できます。
山善 YKG-C800-E
「山善 YKG-C800-E」は、スタイリッシュなデザインと、使いやすさが魅力の電気ケトルです。細口タイプなので、お湯を注ぎやすく、コーヒーや紅茶を淹れるのにもぴったり。
容量は800mlと少し小さめですが、ソロキャンプや少人数での利用には十分です。
さらに嬉しいのが、その機能性。自動で電源が切れるオートオフ機能や、空焚きを防ぐ空焚き防止機能はもちろん、保温機能も搭載されているので、一度沸かしたお湯を保温しておけます。
ポータブル電源との組み合わせで、場所を選ばずどこでも手軽にお湯を沸かせる「山善 YKG-C800-E」。
アウトドアライフをもっと快適にするアイテムとして、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか
ドリテック PO-145BK
特に人気なのが、「ドリテック PO-145BK」です。このケトルは、ツヤのあるメッキ仕上げがスタイリッシュで、キッチンやアウトドアシーンを華やかにしてくれます。
機能面も充実しており、お湯が沸くと自動で電源が切れるオートオフ機能や、空焚きを防ぐ空焚き防止機能はもちろん、最大15分間の保温機能も搭載されています。
保温時間は他の製品と比べて長く、飲み頃のお湯をキープできます。
さらに、加熱時と保温時それぞれで、1℃単位の細かい温度調節が可能です。
コーヒーの種類や紅茶の種類に合わせて、最適な温度で淹れることができるので、こだわりの一杯を楽しみたい方にもおすすめです。
消費電力が900Wと低いため、一般的なポータブル電源でも安心して使用できるのも嬉しいポイントです。
キャンプやアウトドアはもちろん、災害時にも役立つアイテムと言えるでしょう。
HAGOOGI GEK-1701
「HAGOOGI GEK-1701」は、その美しいデザインと高い機能性から多くのアウトドア愛好家に支持されている電気ケトルです。透明なガラス製なので、お湯が沸騰していく様子を目で見て楽しむことができ、沸騰したお湯の色も確認できます。
コーヒーや紅茶のお湯を沸かす際、お湯の色で適切なタイミングが分かり、より美味しく淹れることができます。
また、このケトルは、急な温度変化にも耐えられる丈夫なガラスで作られているため、アウトドアでの使用にも安心です。
キャンプ場でうっかり落としてしまったり、熱いお湯を注いでしまったりしても、割れにくい構造になっています。
さらに、ガラス製であることのもう一つのメリットとして、気になるニオイが付きにくいという点が挙げられます。プラスチック製のケトルだと、一度使った後にニオイが残り、次の飲み物に味が移ってしまうことがあります。
しかし、ガラス製の「HAGOOGI GEK-1701」なら、そんな心配は無用です。いつも清潔な状態で使用できます。
温度調節は7段階に細かく設定でき、保温機能も24時間と長いため、一度お湯を沸かしておけば、長時間温かい飲み物を楽しむことができます。
オートオフ機能や空焚き防止機能も搭載されているので、安全面も万全です。
ポータブル電源でお湯を沸かす方法
ポータブル電源で手軽にお湯を沸かす場合、電気ケトルを使うのが一般的ですが、実はもっとコンパクトで便利な方法があるんです。
それが、「トラベルクッカー」を使う方法です。
トラベルクッカーは、家庭用の電気ケトルに比べて消費電力が少ないのが特徴です。
例えば、一般的な電気ケトルの消費電力が1000W以上なのに対し、トラベルクッカーは250W程度と、かなり抑えられているんです。
そのため、大容量のポータブル電源でなくても、少ない電力で手軽にお湯を沸かすことができるんですよ。
さらに、トラベルクッカーはコンパクトで軽量なので、持ち運びもラクラク。
キャンプやアウトドアに持って行けば、いつでもどこでも温かい飲み物を楽しむことができます。
専用の鍋と蓋も用意すれば、より効率的に加熱でき、短時間で沸騰させることも可能です。
ただし、トラベルクッカーを使う前に、必ずポータブル電源のバッテリーを十分に充電しておきましょう。
ポータブル電源で電気ケトルを使用する際の注意点
電気ケトルの消費電力を確認する
ポータブル電源で電気ケトルを使いたいと思った時、まず確認したいのは、電気ケトルの消費電力です。
電気ケトルの裏面には、その製品がどれくらいの電力を消費するか、ワット数で表示されています。
例えば、お持ちの電気ケトルが1,000ワットと表示されていたとしましょう。
そして、お手持ちのポータブル電源の定格出力が800ワットだったとします。この場合、電気ケトルの消費電力の方がポータブル電源の定格出力よりも大きいため、原則、電気ケトルを動かすことはできません。
これは、ポータブル電源が一度に供給できる電力の限界があるためです。
電気ケトルのように大きな電力を必要とする製品を使う場合は、ポータブル電源の定格出力もそれに合わせて十分なものを選ぶ必要があります。
ちなみに先ほど原則動かすことができないと書きましたが、ポータブル電源の種類によってはブースト機能と言われる機能があり、定格出力以上の消費電力を使う家電製品を動かすことができるポータブル電源もあります。
僕が使っているエコフローのリバー2Proは定格768ワットですが、消費電力が1000ワットの家電も動かすことができます。そういうタイプのポータブル電源もあると知っておいてください。
ポータブル電源の定格出力を確認する
ポータブル電源には、一度に使える電気の量を示す「定格出力」という数値が記載されています。これはワット(W)という単位で表されます。
例えば、電気ケトルの消費電力が1,000Wの場合、ポータブル電源の定格出力は1,000W以上である必要があります。
もし、ポータブル電源の定格出力が900Wだとすると、電気ケトルに十分な電力を供給できず、お湯を沸かすことができないのです。
まるで、水を入れたバケツに、バケツよりも大きな水差しから水を注ごうとするようなものです。
バケツの容量(定格出力)よりも大きな水差し(電気ケトルの消費電力)から水を注ごうとすると、バケツがあふれてしまいますよね。ポータブル電源と電気ケトルの関係もこれと似ています。
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