ポータブル電源を最大限に活用するには、便利に使うための3つのポイントを押さえつつ、購入コストを回収することが重要です。
この記事では、なぜポータブル電源は元が取れないのか、元を取るための具体的なポイントを紹介していきます。
ポータブル電源で元が取れないと言われる理由
まずは、ポータブル電源で「元を取る」とは、ポータブル電源の購入コストを電気代の節約や便利な使い方で回収することを指します。
購入コストと利用頻度のバランス
ポータブル電源の価格は、安価なもので2~3万円から、大容量のものでは10万円を超えることもあります。
ポータブル電源の寿命は一般的に5~7年程度とされ、実際に元を取れるかどうかはこの期間内にどれだけ使用するかが鍵となります。
過剰スペックによる無駄
ポータブル電源の寿命内で元を取るためには、必要なスペックを見極めて購入することが重要です。
たとえば、アウトドア専用に購入したものの、年間数回しか使わない場合は、大容量モデルの必要性が低く、元を取れるまでの期間も長くなります。
電気代削減への過度な期待
ポータブル電源の電気代節約効果を最大限に活用するには、日中に充電して、夜間の家電に使うなどの工夫が必要です。
例えば、電気代が月8,000円で、10%節約できるとして、月800円の節約になるとします。
ポータブル電源で元を取るための活用ポイント【日常生活編】
ポータブル電源を日常生活で積極的に活用することで、元を取ることが可能です。
具体的に日常生活の中で何にポタ電を使えばいいのかを以降で説明しますね
リモートワーク中のパソコン充電
家でリモートワークをしている方にとって、リモートワーク中のパソコン充電は電力消費を抑えるポイントです。
例えば、ポータブル電源を利用してパソコンを充電すると、1日あたり約20円、月にして約600円の節約につながります。
実際に私が会社から支給されているノートPC(Lenovo ThinkPad E14 Gen 6)で試算してみると、電気料金は約20円/日となるため、毎日ポータブル電源を使用すると節約につながります。
(参考)バッテリー容量57kh × PCアクティブ時間9h × 40円/kWh(東京電力では300kWhを超える場合)
スマートフォンやタブレットの充電
毎日使用するスマートフォンやタブレットをポータブル電源で充電することで、月に約150円の電気代を節約できます。
例えば、家族4名全員がスマートフォンを1日約6時間充電した場合、約150円の電気料金がかかります。
わずかな節約かもしれませんが、日々の小さな積み重ねが年間で大きな節約効果を生み出します。
家族のスマートフォン等の充電元としての活用
家族全員がポータブル電源で充電するようにすると、月に約200円の節約になります。
例えば、1家族に2台のタブレットを1日約4時間充電した場合、約50円の電気料金がかかります。前述のスマートフォンやタブレットを一つのポータブル電源に集約することで、効率的に電力を管理できます。
小型家電の利用
夜間の間接照明や小型家電にポータブル電源を使えば、1日あたり10円、月間で約300円の節約が期待できます。
特に就寝前の短い時間だけ使用するLEDライトや扇風機などに適しています。
小型家電 | 1日の使用時間 | 1日の電気代 |
①間接照明 | 5時間 | 2円 |
②扇風機 | 8時間 | 7円 |
③LEDライト | 2時間 | 1円 |
※電気料金を40円/kWhとして試算
ポータブル電源で元を取るための活用ポイント【日常生活以外編】
ポータブル電源はキャンプやレジャー活動でも大いに役立ちます。
キャンプでの効率的な使い方
キャンプでポータブル電源を活用すれば、LEDランタンや調理器具、スマートフォンの充電に使用できます。
ポータブル電源を活用できる調理器具として、以下が挙げられます。
- トラベルマルチクッカー
- 電気式ホットサンドメーカー
- 電気ケトル
こうした活用で夜間も快適に過ごせるため、キャンプを楽しむ際の頼れる電源供給手段となります。
バーベキューやピクニックでの応用例
バーベキューやピクニックで、スピーカーやクーラーボックスの電源としてポータブル電源を使用することで、屋外でも音楽を楽しんだり、飲み物や食品を冷やしたりすることができます。
これにより、アウトドア活動の快適さが一段と向上します。
バーベキューやピクニック、キャンプのシーンではそのほか、以下のような電化製品に使うと便利です。
- ポータブル冷蔵庫
- 電気式グリル
- 電気フライヤー
- 扇風機
- 電気毛布
- ドライヤー
- プロジェクター
災害時の備えとしてのポータブル電源活用
災害時に停電が起きた場合、ポータブル電源は非常に役立つ備えとなります。
スマートフォンの充電、LEDライトによる照明の確保、ラジオや冷蔵庫のような小型家電の電力供給が可能で、家庭内のライフラインを支えるサポートとなります。
日頃から充電しておくことで、緊急時にも安心して使用でき、災害対策として大きな安心感を提供します。
まとめ
ポータブル電源があれば、日常生活からアウトドア、災害時までいつでも頼れる電源を確保できます。
リモートワークでのパソコン充電等を活用することで、日々の電気代も節約できます。また、キャンプやピクニックでは調理器具やスピーカーの電源として活躍し、うまく活用することで購入コストも回収可能です。
便利さと安心感が詰まったポータブル電源のある生活を、ぜひ始めてみませんか?
コメント