ポータブル電源の世界は、まるで多種多様なスマートフォンを選ぶようなもの。数多くの製品が市場に出回っていて、どれを選べば良いのか迷ってしまう人も多いはずです。
その中でも、特に人気を集めているのが「エコフロー」というブランドの「RIVERシリーズ」と「RIVER 2シリーズ」。
エコフローは、ポータブル電源業界の老舗ブランド。
その中でも「RIVER」シリーズは、コンパクトで扱いやすいことから、キャンプやアウトドアだけでなく、防災用としても人気を集めています。
この記事では「エコフローリバー2プロ」を徹底的に使い倒して、その魅力と性能を余すところなくお伝えします。
EcoFlow 「RIVERシリーズ」は全6種類
現在、エコフローのポータブル電源にはRIVERシリーズとDELTAシリーズがあるのですが、RIVERシリーズには1と2と3があります。
- EcoFlow RIVER 2
- EcoFlow RIVER MAX
- EcoFlow RIVER 2 MAX
- EcoFlow RIVER Pro
- EcoFlow RIVER 2 Pro
- EcoFlow RIVER 3
RIVERシリーズには初代モデルから最新のRIVER 2シリーズまで、様々なモデルが存在します。それぞれに特徴があり、用途によって最適なモデルは異なります。
EcoFlow RIVER 2 Proで使える家電
ここからはRIVER 2 Proで使える家電をお伝えしていきます
ドライヤー
ドライヤーを充電99%状態から開始。
ドライヤーの仕様は下記。
↓COLD状態では5~60w付近をウロウロ。弱めのDRYで800wを超える消費電力でした。弱で800wってドライヤーの電力って高いですね、、
さて、気になるのはTURBOで動くのかどうか?
847wで動きました!
ん?待てよ。TURBOだけど家コンセントのときよりパワーが弱い。。
そうなんです。本来TURBOだと1000wを超えるはずですがRIVER 2 Proでは消費電力を抑えて稼働させる仕組みが備わってるのです。
この機能のおかげで弱より少し強い温風で稼働できました。
と、思ったらなんと、その30秒後に突如、給電ストップ!↓
消費電力下げて作動させる仕組みむなしくTURBOだと電力オーバーみたいです。。
開始99%から94%で実験終了ですが、作動時間は90秒ほど。
90秒で5%も減るとは、、って感じでした。僕は短髪男ですが正直髪も乾いてません。
ファミリーキャンプで家族4~5人の髪を乾かそうと思ったら、それだけで80%消費しそうです。
個人的意見ではRIVER 2 Proでキャンプでドライヤーを使うのは避けたほうが良いという結論。
車中泊で大容量ソーラーパネルでオフグリッドできる環境ならアリかもですが、キャンプでドライヤー使用はよほどの事情でない限り、やめたほうが無難。
電気ケトル
電気ケトル充電93%状態から開始。
電気ケトルの仕様は下記。
↓30度の水を40度にしてみます。電気ケトルはしょっぱなから876w。
↓開始20秒。40度に達すると思った矢先、給電ストップ!!早すぎる終戦。
しかもたった20秒で3%消費するという。。。
ちょっとこれは明らかなパワー不足ですね。ドライヤー以上に相性が悪かったですね。
↓この写真には書いてないですが90%という表示の下に「OVER LOAD」という表示が出てました。
個人的意見としては、RIVER 2 Proで電気ケトルはやめたほうがいいという結論。
遠赤外線電気ファンヒーター
遠赤外線電気ファンヒーターの仕様は下記。
↓この電気ファンヒーターには1~10までのパワーがあり、一番弱い1のときの消費電力が470w前後。問題なく使えてますが真冬の室内やキャンプでは物足りないです。
8くらいのパワーにすると一気にwが跳ね上がり800w前後になります。あったかいですが、バッテリーは1時間も持ちません。
レビューまとめ
EcoFlow RIVER 2 Proを使ってみての感想ですが、正直400~800w消費する家電の長時間使用には向いてないと思います。
そのくらいの消費電力だと1時間使えるかどうかですからね。たとえばキャンプで500wの暖房器具に使うとなったら1時間しか暖まれません。これではほぼ無意味でしょう。
EcoFlow RIVER 2 Proでケトルやドライヤーを使ったときは結構絶望的な感じを受けました。
EcoFlow RIVER 2 Proを効果的に使うなら、400~800wの家電を使う場合、ごく短時間で済ませることが必須。
扇風機やサーキュレーター、PC充電など100w以下を長時間使うのに適していると感じました。
もしドライヤーなど800w以上の家電を満足に稼働させたいなら、EcoFlow RIVER 2 Proの768Whレベルでは足りなく、それ以上のポータブル電源が必要なのは確かです。
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